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2018/09/18お知らせ

校長ブログ

朝の礼拝

2018/9.1114

 今年は気象関係のニュースで集中的な降水量や熱さ、また台風の進路で「これまで経験したことのない」という言葉をよく聞きました。7月初旬には佐賀県でも集中的な豪雨で全域に避難指示が出され午前中で授業を打ち切るなど随分心配もしましたが、その後豪雨の地域が東に移動し広島県、岡山県、愛媛県を中心に多くの被害が出ました。集中豪雨の後は連日の酷暑続きで熱中症による死者も昨年が52,984名だったのに対し7月31日現在までで57,534名もいたそうです。救急搬送も熱中症だけで4月30日から8月5日までのわずか3ヶ月で71,266件あったそうです。8月には台風が連日のように発生し、その進路も通常とは逆のルートで日本に上陸しました。先日も台風21号がかなり強い勢力を保ったまま四国から近畿に上陸し日本を縦断していきました。高潮と重なり、関西空港での被害など大きく取り上げられていたかと思ったら、翌日には北海道で大地震が発生し40名の犠牲者が出たと報道されていました。よく法話の中に私達の人生には三つの坂があると言われ、ちょうど皆さんたちのように心も体も大きく成長していく時期、成長期を「上り坂」といいます。先日USオープンで大阪なおみ選手が日本人として初優勝しましたが、大坂なおみさんは現在20歳なのでこの上り坂にあたるのではないでしょうか。25歳から30歳くらいをすぎると今度は逆に体力が少しずつ衰えていきます。体力の衰えと一緒に体の様々なところで老化現象が始まります。小走りに走っていてもすぐに息が切れたり、体は前に行っていても足が追いついてこなかったり、また記憶力が落ちたりとどんどん衰えていきます。これを「下り坂」といいます。私も随分白髪が増え、20代の頃はウエストも60cm位だったのですが重力には逆らえず少し大きくなりました。視力も40歳頃までは2.0あり、小さなものや遠くのものもはっきり見えていたのですが、最近は少し離さないと焦点が合わなくなり、つい先日はTVCMしているハズキルーペを購入しました。おかげではっきり見えるようになり、随分助かっています。ですから「下り坂」真っ只中といえるでしょう。もう一つは先ほど紹介した「まさか」という「さか」です。私達がこの世に命を頂いた瞬間から「老病死」という苦悩の現実からは避けて生きていくことはできません。これらの現実を抱えて生きていくしかないのです。また、この現実を抱えて生きていくということはいつこの苦悩が降り掛かってくるかわからない命を生きているということです。このことは頭では理解しているつもりなのに、いざ自分の身にこれらのことが降り掛かってきたときに私達は慌てふためき、もがき苦しむのです。「なぜ私が」ではなく、生きていく中での「あたりまえ」のことなのです。外に原因があるのではなく、私とともに苦悩がある現実に気づくことが大切なのです。人生の中で本当に辛くて苦しいときこそこのことを思い出してほしいと思います。

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