校長ブログ

2019/09/27

校長ブログ~朝の参拝講話よりPart9~

校長ブログ9
「これからの時代」
 
先日(8月3日)アバンセで行われた教育研修会でいい話を聞きました。
テーマは「令和の時代を生きる ~たくましさと確かな教育~ 」でした。
話は3つありましたが、その1つ。
ゴールデンウィーク頃に、ニュースにまでなったある話題を紹介された。ある高校生が与那国島の伯父さんの葬儀に参列するために那覇空港に向かっていたところ、航空券代6万円の入っていた財布を無くしてしまい、落ち込んでいた時に居合わせた男性から「どうしたんだ?」と声を掛けられ、高校生の彼が経緯を説明すると、その男性は名前や連絡先を告げずに6万円を手渡し、急いで空港へ向かわせたと言う。おかげで、高校生は叔父さんの葬儀に無事参列することができた。
御礼を言いたい高校生は、学校へ相談し、地元紙を通じて「飛行機代を貸してくれた恩人を探しています」と呼びかけた。お金を貸した男性の同僚がこの記事を見て、「君を探している」と連絡が入った。そのお金を貸した男性は、自分を探してくれている事に涙が出るほど嬉しかった。信じていてよかった。それまでは、周りの人から「だまされたんだ」とか、「よく6万円あげたなあ」と笑われていた。
二人は、1ヵ月ぶりに再会を果たした。「久しぶりだね」と「あの時は、ありがとうございました。無事に葬式に間に合いました。」と両手で握手をした。借りた6万円を返却し、授業で作った文鎮をプレゼントしたそうです。文鎮には、男の人の名前と「感謝」の文字が刻れていた。講師の方は、これからの時代はこういう姿が大事なんだ。こういう子供を育てる教育が大切と言われていた。
これから、超スマート社会が訪れ、ソサイエティ5.0と何がどうなるのか解らない時代。
AIと共に暮らす時代。BIGデータをもとに分析を得意とするAI。今、もしかしたら今の教育現場も人工頭脳(AI)と同じ学習をしているのではないか?と区具されていた。
 
もう一つ、東京大学医学部卒業の80歳の在宅医である小堀鷗一朗ドクターの話だった。人に寄り添う事と謙虚さ。「あなたのおかげで」と感謝。素晴らしい感動の「奇跡」の話しだった。そんな事があるんだな。といい話を聞きました。
 
先日、本校で行われた体育大会。天候不良で最後のプログラムを残して次の日へと持ち越しになった。最後のプログラムは各団の応援演舞であり見せ場である。
延期になった翌日の朝のことである。3名の団長が校長室を訪れ。
「先日は、応援演舞の時間を作っていただき、ありがとうございました。」と丁寧にお礼の挨拶に来た。「感謝」の気持ちを行動にできる、なんと素晴らしい生徒達なんだと朝から良い気分に浸った。成長した姿を見て、自分からも「ありがとう」と言った。
 
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