校長ブログ

2019/11/28

校長ブログ~朝の参拝講話よりPart14~

「音」

人はどこで情報を得ているのか?

ほとんどが視覚である。86% 味覚1% 臭覚2% 聴覚3% 触覚7%

 

「音で限界を超える」

全盲の走り幅跳びの選手高田千明さんの話。

目隠しをして、一人でピットに立って走って跳ぶ事に対して、インタビューをしていた為末さんはこう質問をした。「怖くないですか」

答えは、「怖いです」でした。みんなそう思いますよね。

しかし、試合になると、その怖さよりも、もっと良い記録を出したい、もっと良い記録が欲しい。その気持ちで頭の中がいっぱいになるという。怖さが薄れるらしい。

 

まっすぐ走ると言うイメージは?どこから?

それは、コーラー(コーチ)の声、手をたたく方向。

「ここが、まっすぐ」とイメージをする。そして、練習してきた助走をして踏み切る。

とんだ後の着地のイメージは「折りたたみ携帯」です。それはコーラーのコメントだった。

今は、24mの助走。

 

何より全ての情報が「耳」からだから、後はイメージ。

今は、練習しているチームメイトの足音で誰か分かる。

怪我をしているなとか、スパイクシューズを新しく変えたことも足音で分かるらしい。

彼女は18歳から全盲になり、現在35歳。

人が経験していないことしている。今は全盲者の走り幅跳びに一生懸命に頑張っている。

為末さんは言う、高田さんは人が経験していない沢山のことをしています。沢山の人にその経験を「語る」事が大切と思う。

そこから、いろんな人が人生のきっかけを掴むかもしれない。

 

私達は、ほとんどの情報を視覚から得て生活をしています。

音だけを頼りに生活をするは、どれだけ大変かは、計り知れない。

そんな中で、パラスポーツに身を置いてパラリンピックを目指されている事に感動した。

自分も勇気を貰った、元気を貰った。まだまだ頑張ろうと。

「やる気」「覚悟」と怖がらないで「挑戦する心」、困難から逃げない「勇気」など学びたいものです。「音で限界を超える」良かった。

 

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