校長ブログ

2020/01/23

校長ブログ~朝の参拝講話よりPart17~

「Unstoppable」
 
昨日は、仕事の合間に保育コースのピアノ発表会に行きました。
ステージで一人スポットライトを浴びてピアノを演奏している生徒を見て感じたこと。今まで練習してきた事を信じて楽譜に集中している姿、鍵盤をたたく指に全神経を集中している姿、演奏が終わった後の生徒の笑顔と安堵感、美しいピアノに音色に癒やされました。楽器で人を魅了することが出来る事は素晴らしいな~と思った。
 
さて、朝の参拝での校長講話17回目です。
今回のテーマは「Unstoppable」。
2014年1月12日に放映された「さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢叶えたろうSP」を以前見て感動したことを思い出しました。
中四国で行われたレスリングの全国少年少女選手権で、全国チャンピオンの小学生、小野正之介選手の夢を叶えるため、その選手は、セコンドに就いたその選手はついた。
その選手とは、全米大学選手権レスリングで優勝をした選手、名前はアンソニー・ロブレス。高校時代も全米の高校で優勝をしている。
彼が何故すごいか?彼は、生まれつき右脚がない。生まれつきハンディを背負って健常者の大会で全米レスリングのチャンピオンに輝いた。
その年、アメリカのスポーツ界で最も活躍した男性障害者アスリートで最優秀賞を受賞。不屈の努力をたたえる「ジミーV賞」も受賞しダブル受賞を果たした選手。その授賞式での彼のスピーチが凄かった。感動した。紹介します。
 
“Thank you. Thank you very much. It's an honor to be here. The reason most of us are here tonight isn't because what we've accomplished. It’s because of the sacrifices and encouragement that certain people have given us at critical times in our lives. You just saw who sacrificed for me and encouraged me. That was my mom, Judy Robles. (Applause.)
ありがとうございます。この場に立てて光栄です。今夜受賞した人のほとんどが何かを成し遂げたからではなく、周りの人が犠牲を払ったり激励してくれたお陰でこの場にいる事ができるのです。私の場合それは、母のジュディでした。
When I was born, my birth daddy immediately bailed – I was born with one leg and my mom could have walked away and given me up for adoption but she didn't. She taught me to never let what I cannot do interfere with what I can do. And she didn't protect me from pain and failure because she knew it would make me stronger.
私が片脚で生まれた時、母は逃げ出すこともできました。しかしそうしなかった。そして母は教えてくれました。「諦めてはいけない」と。そして母は私を強くするために、痛みから守ってくれませんでした。
Even when my mom got sick at the beginning of my sophomore year in college, and my step dad walked out on the family, and we lost our home and I wanted to quit wrestling to get a job to help pay the bills, my mom refused to let any of us give up and here I am today – national champion. (Applause.)
大学2年の時、母は病気になり私たちは家を失いました。私はレスリングをやめようとしました。でも母は許しませんでした。お陰で全米チャンピオンになれました。
I must also thank Arizona State University – Sun Devils – for giving me one of the finest educations in the world, and my friend, Chris Figgy and my high school coach, Bobby Williams, who took me under their wrestling wings to push me every step of the way. And now as I go forward with so much more to do.
そして世界一の指導をしてくれたアリゾナ州立大学と、友人のクリス・フレイジェ、高校時代のコーチ ボブ・ウィリアムズに感謝します。
これからも私は前へ進みます。
This is my message:
私のメッセージを聞いてください
Every soul who comes to Earth with a leg or two at birth must wrestle his opponents knowing it’s not what is, it’s what can be that measures worth. Make it hard, just make it possible and through pain, I’ll not complain. My spirit is unconquerable.
Fearless I will face each foe, for I know I am capable. I don’t care what’s probable, through blood, sweat and tears, I am UNSTOPPABLE. Thank You.”
この世に生を受けた人間は、脚が1本であれ2本であれ困難に立ち向かわねばならない。どう生まれたかではなく、どれだけ価値のある者になれるか。たくましくあれ、可能性を高めよ、そのために痛みが伴おうとも、私は不満をこぼす事はないだろう。私の魂は屈する事はない。
どんな敵に立ち向かおうとも恐れる事はない。私は自分の可能性を知っているから。血と汗と涙を伴うどんな困難があろうとも、私を誰も止めることができない。ありがとうございました。
 
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