校長ブログ

2020/10/17

校長ブログ~番外編2~

「思い」
 
不可能を可能にするもの「思い」の力です。「思い」とは、夢、希望 ・・・・
心の働き、それによって生み出された意図、意志。
だから「思い」は強い方がいい
まずは・・・こうありたい!と思う。こうなったらいいな~ではなく。
必ずこうありたい!なんです。
頭で考える事ばかりが重視され、根っこにある「心」が生み出す「思い」の大切さをどこかに置き忘れてはいませんか。
強い思いを持ち、それを持続させる事によって実現する。「思い」には物事を成就させる素晴らしい力がある。なにより最後に決めるのは「心」ですから。
皆さんも幼い頃、将来の夢を書かされたことがあると思います。その時の夢は憧れだったと思います
自分は、高校生のある時期からよく「思い」が夢に出てくるようになった。それは、陸上の試合でテープを切る夢を見ていました。400mのレースで300mを走りきりコーナーから最後の直線の出た時にトップ、自分の前にだれもいない、よし「1番だ」と懸命にゴールへ向って全力で走る夢、そして、そのままゴール優勝。とにかく1位になること、勝つことが夢であり目標だった。まあ欲望ですが当時は自分の中では一番の「思い」でした。
チームスポーツで高い目標を実現するには、みんなの「思い」を一つにすること。
その思いが硬く結びついた時、思わぬ強さを発揮する。予想以上の力がでる事がある。
8月3日(月)終業式の後、SSP杯高校野球に高野連の仕事を含め龍谷の応援に行った。
まず、スタンドの応援されている保護者の方々に頭を下げ、役員室で応援されている知事にあいさつを済ませ、自分はバックネット唐津商業との戦いを見守った。応援は声を出してはいけない拍手でお願いしますですが、思わず応援の声が出る。性格上仕方がない。結果は勝利を収め、明日の決勝戦は進んだ。相手は、今大会調子を上げているピッチャーがいる敬徳高校。1回戦、佐賀学園を倒している成長しているピッチャーがいる。また、奇しくも龍谷学園の兄弟校同志の決勝である。龍谷にとっても敬徳高校にとっても歴史の残る試合。
選手も暑い中連日のゲームで疲れている。連投でお互いの投手も疲労がたまっている。どこまで頑張れるか勝ちたいとの「思い」が強い方が勝つ。
決勝の試合は、延長13回までもつれタイブレークという特別なルール。(ノーアウト1,2塁からのプレーボール)。専攻の敬徳は得点できず、後攻の龍谷。2年生の  君の絶妙なバントにマウンドから駆け下りた投手が足を滑らせファーストに投げることが出来なかった。疲労が脚にも及んでいたのだろう。ノーアウト満塁。そして、見事、中島君のサヨナラヒットで龍谷が勝利。相手の投手はマウンドでがっくりと力尽きていた。4時間を超える戦いだった。感動した。3年生の野球に対する勝負に対する「思い」が優勝という結果に結びついた。本来なら夢はみんな「甲子園」だった。だけど大会中止の決定の中でのSSP杯高校野球の開催にこれまでの「思い」を託しそして、頂点に立った喜びは大きい。彼らは、この大会で諦めない事を知ったと思う。また、ひとり一人が全力で役割を果たす。チームワークも学んだと思う。野球大好きな少年達の笑顔が戻った。
ラグビーフットボールの五郎丸 歩さんの言葉
ONE for  ALL  ALL  for  ONE
諦めないで、それぞれが全力で役割を果たしてこそ チームワークは成り立つ。
を思い出しました。いい試合を見せてもらった。選手達にありがとうと感謝したい。
 
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