校長ブログ

2019/05/14

校長ブログ~朝の参拝講話よりPart2~

〇チーム「TEAM龍谷」

【ドントマインド】・・・に含まれる思い。

先日、NHKで高校野球について、島根県益田東高校の野球部。今年の夏は特別。

そこのエースピッチャーは聾唖者です。HS君。先天性の難聴。打球音が聞こえない。でも地元、奈良県のボーイズリーグで野球を学ぶ。しだいに甲子園への夢が膨らみその熱意から、両親を説得して、ある高校進学を選ぶ。その高校は島根県益田東高校。

島根県益田東高校の監督をも説得し入部をする。言葉でのコミュニケーションがとれない、うまく子持ちがチームメイトに伝わらない。なかなかチームと上手く打ち解けない中、広中君は、一生懸命に頑張った。チームみんなで考えてきめた亊。

それは、

「80人の野球部全員が手話を習得。」「他校がまねのできない僕たちだけの言葉」「秘密の会話」そこから生まれたもの、それは「強い絆」が生まれた。

寮生活をする中、今年の県大会に挑んだ。その野球部の仲間との、素晴らしいやり取りが地元で放送された。

なかなかコミュニケーションが取れないH君は悩む。自分の力のなさ、気持ちが伝わらない苛立ち。一人寮の部屋で悩む。

すると仲間のキャッチャーからの叱咤激励を受ける。

「一生懸命投げろ、出れない選手の分も投げろ。」

「色々気にするな。みんなおまえを助けて頑張るから・・・・周りも頑張るから」

ここにドンマイがある。

明徳義塾の馬淵監督が、甲子園で、大阪桐蔭に夢破れて、ホテルのあり一室でチームミィーティングの席で、選手にねぎらいの言葉を送っていた光景がテレビで流された。

「一生懸命にやっても、ミスは生まれる。そこをカバーすることが大事」

「これからの人生でも、そこを考えて頑張ってほしい。お疲れ様でした。」

人は支え合って生きている。

自分は陸上競技をやってきました。陸上は個人競技、試合でも自分一人。でも、学校で行っているのは団体競技なんだ。と生徒に伝えてきた。

龍谷が発展し繁栄するには、みんなの力が必要になります。

チーム「TEAM龍谷」ドントマインドを忘れずに。

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