校長ブログ

2020/04/10

校長ブログ~朝の参拝講話よりPart20~

今年に入って、これまでずっとコロナウィルス感染症に悩まされています。
日常の生活も自粛、学校生活も様々なところに大きな影響が出ています。何より困っているのは生徒たち、不安な毎日です。
本校は、建学の精神である「こころの教育」を基に勉強と部活動で、たくましい生徒を育成しています。今のところ、3月上旬は休校いたしましたが、3月16日より学校を再開していしています。今、いくつかの都府県で緊急事態宣言が出されていますが、本校では感染の予防と拡大防止の対策を講じながら県の方針同様学校を再開しています。現在、感染予防につとめ始業式、入学式、対面式を行い、親任式で新しい先生方を生徒に紹介もできました。生徒諸君の今、自分たちができる事、それはコロナウィルス感染症予防対策の徹底を日々実行してくれている事で学校再開が続いています、本校の素晴らしい生徒達に感謝です。
さて、不安な毎日を過ごしている中、何か嬉しい温かくなる話はないかと考えておりました。
令和2年度の初めての校長ブログですからコロナウィルス感染予防の話ばかりではなく、いい話をと考えていたところ、昨年夏とても良いことがありました。その話をしたいと思います。テーマは「子供の心に火をつける」
ある知り合いの保護者から、一生懸命に陸上を頑張っている小学生にコーチをして欲しいと依頼があった話です。4×100mリーレーで全国大会へ行きたい。これが彼らの目標です。6月の中旬の日曜日。久留米の陸上競技場で彼らにコーチをしました。初対面であり、緊張しながら彼ら4人は、私の話を真剣に聞き、ウォーミングアップでの歩き方、ジョギングでの足の動き、腕の動き、重心異動など、最初はぎこちない動きから始まった。時間の経過と共に、私との距離も近くなり緊張もほぐれ身体だけでなく心もウォーミングアップの効果で、ほぐれてきました。軽いランニングから、疾走スプリントへと本格的な短距離の走りへコーチングを実施。子供達は質問をしてくるようになる。お互いコミュニケーションがとれるようになってくると成長が早い。集中力も高くなり、積極的に動いてくれた。あっという間の久留米競技場での2時間。子供達のもっとやりたい気持ちを抑えトレーニングを終えた。なんだか心地よい時間でした。聞いてみると、県大会では、いつも自分たちより強いチームがいるようです。絶対勝って全国大会へ行くと目標まで言ってくれてトレーニングを終えた。7月の中旬に連絡があり。「見事0.15秒の差で県大会で優勝し全国大会の切符を取りました」すっかり忘れていたので驚きでした。8月上旬に全国大会へ行ったようで、決勝へは進めなかったがチームベストを出したと、良い経験をさせてもらいました。と連絡があった。そして、滅多に泣かない子供達が初めて感情を表に出し泣いていたと・・・また、「陸上の神様に会いたい」と言ってました。と聞いて嬉しくてもらい泣きしそうでした。陸上を大好きな子供達の心に火をつけれたかなとコーチをして良かったと思いました。
生徒と先生の間に、本来大切なものは何かというと、こういうことなのかあと感じた。
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