校長ブログ

2021/05/21

校長ブログ〜番外編5「個性派」唯一無二〜 

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「個性派」唯一無二
 
新年度に入り、恒例の行事も進んで学校も通常のリズムで授業や朝特課など始まりを見せています。新入生も新しい生活に慣れてきはじめた頃だと思います
自分は、小さい頃から映画や音学が好きで雑誌「スクリーン」やレコードを買っては自分の少ない自由な時間を楽しんでいた。まあ、部活に熱中していたので、自由な時間を楽しむのはそれしかなかった。
日本の映画の任侠ものでは高倉健さん、時代劇は座頭市の勝新太郎さん、若大将シリーズの加山雄三さん、寅さんシリーズでは渥美清さんと他にも沢山の個性派俳優さん達がいた。その俳優さんにしか出来ない役がある。海外の映画もずいぶん見た。幼い頃は西部劇が盛んだった。母親が映画好きで、よく話をしていた。ジョンウェイン、アランラッド、クリントイースウッド、ジュリアーノジェンマもっと沢山にいた。ギャング映画ではジャンギャバン、アルパシーノ、アランドロン、そして恐怖映画、SF、カーアクション色々見た。映画館を梯子したこともある。
音楽もそうである。そのミュージシャンでしか出せない音楽がある。高校、大学とLP盤のレコードを買ってはレコード針がすり切れるほど聴いていた。今の子供達には通じない話かもしれない。レコード針って何ですか?自分のお気に入りはイーグルス、ビリージョエル、スティング、クリスボッティ、渡辺貞夫、等です。
自分が育った環境がそうさせていたのかなと最近よく気づかされる。自分は体育教師でしたが育ちは文化的な環境。叔父が日本舞踊の藤間流の師匠でしたので自宅にお稽古場の舞台があり小道具があり、大きな鏡があり、着物姿のお弟子さんが沢山来られていた。着物姿のお弟子さんからは独特の香りがしていた。自分は、レコード盤に針を落とすお手伝いを時々しては、お小遣いをもらっていた。博多の九電ホールや博多座での発表会の時は、楽屋が楽しくて何度もお邪魔していた。そんな環境で育ったのにスポーツにのめり込んだ。
「個性派」と言えば、学校でも個性の強い先生方が沢山いた。個性豊かだからその先生のまねをしいていた。しゃべり方、授業の仕方、格好、歩き方、笑い方、怒り方、みんな先生を観察していた。親しみを持っていた。今でも同窓生が集まると、必ず昔話に花が咲く。その時に登場する先生方はみんな個性派の先生方、思い出に残るエピソード付き。もうほとんどの先生方が高齢者で亡くなられているが思い出は心の中にちゃんと残っている。
最近、個性派の先生方が少なくなってきた感じがする。他のどんな先生方にも学習指導や部活指導では負けない個性派先生。生徒達はきっとそんな先生方が好きである。そんな先生に習いたいはずである。個性とはその人の特徴。魅力とは惹きつけて離さないもの。個性とは、その人にしかない魅力って事になる。唯一無二である。
生徒も同じで協調性には富んでいるが、個性的な生徒は最近は少ない感じがするの自分だけなのかなあ。
 
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